AIアシスタントを画面共有するとバレる? Zoom/Meet/Teamsの仕様を解説

TL;DR

商談AIアシスタント Flownote のようなフローティングウィンドウ型ツールが画面共有時に相手に映るかは、「画面全体共有」か「特定ウィンドウ共有」かで挙動が分かれます。結論として、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams いずれも、特定ウィンドウのみを共有した場合は他のウィンドウ(Flownote のオーバーレイを含む)は相手側に映りません。一方、画面全体共有モードでは前面に表示されるあらゆるウィンドウが映ります。法人利用ではこの仕様を理解した上で運用ルールを定めることが重要です。

画面共有モードの基本:全体共有 vs ウィンドウ共有

主要 Web 会議ツールは、共有対象として大きく3つのモードを提供しています。

  • 画面全体(Entire Screen / Desktop):モニタ上に表示されるすべての領域を相手に送信
  • ウィンドウ単位(Application Window):選択した1つのウィンドウのみを送信
  • タブ単位(Chrome Tab、Meet 等):ブラウザの特定タブのみを送信

このうち「ウィンドウ単位」「タブ単位」を選択した場合、OS のウィンドウ合成レイヤーで指定ウィンドウのバッファのみを切り出して送信するため、その上に重なる他のウィンドウ(最前面表示のフローティングウィンドウを含む)は相手側映像には合成されません。

Flownote のフローティングウィンドウはどう扱われるか

Flownote はデスクトップアプリとして独立した OS ウィンドウを持ち、Zoom や Meet のアプリ/ブラウザの上にオーバーレイ表示されます。これは Always-on-top 属性を持つ通常のウィンドウであり、特殊なオーバーレイレンダラ(GPU 直接描画など)ではありません。そのため、次のような挙動になります。

  • 画面全体共有:Flownote ウィンドウは相手に表示される
  • 特定ウィンドウ共有(Zoom/PowerPoint など):Flownote ウィンドウは相手に表示されない
  • Chrome タブ共有:Flownote ウィンドウは相手に表示されない

実運用では、商談時に PowerPoint や提案資料のウィンドウだけを共有するのが一般的なため、Flownote の存在が映り込むケースは多くありません。それでも安全側に倒すため、共有前にプレビューで確認する運用が推奨されます。

各ツール×共有モードの挙動一覧

比較・データ表

ツール画面全体共有特定ウィンドウ共有タブ共有フローティングUIの映り込み
Zoomすべて表示指定ウィンドウのみ(タブ共有なし)全体共有時のみ映る
Google Meetすべて表示指定ウィンドウのみChrome タブのみ全体共有時のみ映る
Microsoft Teamsすべて表示指定ウィンドウのみ(ブラウザ版でタブ可)全体共有時のみ映る
Webexすべて表示指定ウィンドウのみアプリ依存全体共有時のみ映る
Slack ハドルすべて表示指定ウィンドウのみ不可全体共有時のみ映る

注:OS バージョンや会議ツールのバージョンによって細部の挙動が変わる場合があります。重要な商談前には自社環境で必ず検証してください。

想定ユースケース

  • BtoB 営業:提案資料のウィンドウだけを共有し、Flownote は自分側にだけ表示
  • カスタマーサクセス:管理画面のウィンドウを共有しつつ、FAQ 回答候補を Flownote で参照
  • コンサルティング:クライアント向けスライド共有時に、社内ナレッジへの即時参照に活用
  • インサイドセールス:複数モニタ環境で片側に Flownote、もう片側に共有資料を配置

よくある質問

Q1. 画面全体共有を選んでしまった場合、相手にどう見えますか? A. Flownote のウィンドウが他のアプリと同様に映像内に表示されます。共有開始前にプレビューで確認する運用を推奨します。

Q2. 「カメラ」「マイク」経由で AI の音声が相手に届くことはありますか? A. Flownote は回答をテキスト表示する設計のため、音声を発しません。マイクから AI の声が相手に届く構成にはなりません。

Q3. macOS のステージマネージャや仮想デスクトップを使えば確実に隠せますか? A. 別デスクトップに置いた場合、ウィンドウ単位共有では映りません。ただし全体共有では現在表示中のデスクトップが対象になるため、共有モードの選択が本質的な対策です。

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